第19回『こよみのよぶね』(2024年12月21日)

12月21日(土)は冬至でした。

1年で1番夜が長い日。

ゆず湯に入ったりかぼちゃを食べた方もいるのでは。

 

岐阜市民にとって冬至といえば「こよみのよぶね」

数字をかたどった巨大な行灯を屋形船に乗せ長良川を遊覧します。

2006年(平成18年)から開催され今年で19回目。

監修は東京藝術大学学長で岐阜県美術館館長の岐阜市出身アーティスト日比野克彦さん。

 

鵜飼観覧船のりばに並ぶ月船に明かりが灯ったのは午後5時頃。

金華山、岐阜城をバックに。

月船が近くに並んだ状態で見られるのは出船前だけ。

数字行灯は竹と和紙で作られています。

みなさん趣向を凝らしてます。

12月の月船がかっこ良かった。

後から調べたら12月は波雲彫刻さん。

山車や寺社の彫刻をされています。

長良橋の上から。

刻々と変化する夕暮れと言いたいところですが、この日はあいにく曇り。

明かりがつく17時から出船する17時30分までが特におすすめ。

長良川右岸プロムナードへ移動。

旅館すぎ山さんの前にあるのは「こよみっけ!!」

月毎の出来事や想いが小さな短冊に書かれてます。

月船が1隻ずつ川岸に接岸し巫女による「こよみっけ!!」引き渡しの式。

7月船はイチゴでもトマトでもありません。

柿が描かれてます。

 

7月といえば7月31日に岐阜高島屋が閉店しました。

岐阜県最後の百貨店で赤字になっても撤退しないと思われていた高島屋がとうとう閉店。

柳ヶ瀬及び岐阜市にとって大きな出来事でした。

建物の解体、今後の活用方法は未定。

今後の動向を見守っていきたい。

8月船は御嵩町の「乗って残そう広見線」

名鉄広見線の車両が描かれた船でしょうか。

今年はいもむし復刻塗装車両に乗車しました。

存続か廃線か2025年に結論が出るのでは。

この1年もあっという間でした。

みなさんはどんな1年でしたか。

長良川、金華山、岐阜城は改めて素晴らしいローケーション。

幽玄な景色を眺めながら振り返る1年。

2025年の干支はヘビ。

ヘビのように脱皮したい。

 

気が早いですが、2025年の冬至は12月22日(月)

「こよみのよぶね」に興味を持たれた方はぜひ岐阜市へ。