岐阜市三輪宮西にある「淨音寺(じょうおんじ)」
“落語の祖”と呼ばれる安楽庵策伝(1554-1642)
策伝は岐阜市山県に生まれ淨音寺で出家。
京で修行し西国で布教活動をした後、岐阜に戻り淨音寺の第25世住職を17年間務めました。
岐阜市西荘の立政寺の住職を務めていた時期もあるそうです。
策伝の案内もありました。
1615年(元和元年)頃から「醒睡笑(せいすいしょう)」という説話集の執筆を開始。
8年かけて完成した醒睡笑は、8話1000余話におよび、落語の種本に。
昔は識字率が低かった。
字の読めない人たちでも分かるように、最後に「話の落ち」を用い、仏の道をおもしろおかしく語っていたことから「落語の祖」と呼ばれるようになりました。
我が家のお参りでも、おっさまはお経とお経の間の小話にも力を入れているように感じます。
策伝イズムが代々引き継がれているのかも知れません。
醒睡笑は現代でも読むことができます。
有名なことわざ「急がば回れ」の元になったエピソードもあるそうで。
年末年始にでも読んでみたい。
策伝の命日である毎年1月8日には、淨音寺で顕彰落語会が開催。
第23回安楽庵策伝顕彰落語会
— 岐阜落語を聴く会世話人 (@nagateru4123) December 23, 2024
日時 1月8日(水)13時半~策伝の命日
場所 淨音寺(岐阜市三輪)
出演 立川龍志
入場料 1000円(予約不要)
主催 安楽庵策伝顕彰会
共催 岐阜市笑いと感動のまちづくり実行委員会
協力 岐阜落語を聴く会 問 090-8457-4123 pic.twitter.com/9HlSutCfOf
令和7年も1月8日(水)午後13時30分から開催。
入場料1000円(予約不要)
つい最近知ったのですが、岐阜市は長年「岐阜市笑いと感動のまちづくり事業」を行なっていて、そのシンボル的なイベントが「第二十二回全日本学生落語選手権 策伝大賞」
今年でもう22回。
落語の新しい風は岐阜市から。
令和7年2月14日(金)が予選で、2月15日(土)が決勝。
予選は入場自由で決勝は事前申し込みが必要。
決勝審査員は桂文枝さん、立川志の輔さん。
“落語の甲子園”と称される本気の落語選手権。
落語は究極の一人芝居。
決勝の会場は岐阜市民会館大ホール。
普段落語との接点がないのでこの機会に観覧してみたい。
決勝観覧の申し込みは以下のリンク先の申し込みフォームか往復ハガキで。