【垂井町】竹中氏陣屋跡から菩提山へハイキング(402m)

久々に垂井町にある菩提山へ登ってきました。

今回は竹中氏陣屋跡近くにある観光駐車場からスタート。

駐車場広いし空いている。

下山時も空いてました。

「竹中氏陣屋跡」

櫓門、石垣、土塁、濠が残っています。

櫓門の前に鎮座するのは竹中半兵衛(1544-1579)

黒田官兵衛と並ぶ豊臣秀吉の名軍師。

秀吉に仕える前の1564年には、斎藤龍興が城主の稲葉山城をたった16人の手勢で乗っ取りました(後に返還)

 

2026年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟!」

秀吉の弟である秀長が主人公。

半兵衛も出てくる可能性が高い。

来年は菩提山も注目を集めることでしょう。

 

半兵衛の父・重元は1556年の長良川の戦いの時に道三側につくも敗走。

半兵衛の息子・重門は1600年の関ヶ原の戦いの時に黒野城主・加藤貞泰、黒田長政と共に岡山烽火場へ布陣。

東軍の勝利に貢献。

 

何かと岐阜市とゆかりの深い竹中氏。

竹中氏陣屋跡〜菩提入口〜菩提山城跡〜大手道入口へ時計周りに歩きます。

菩提山の麓に広がる田園。

田植えの時期が楽しみ。

菩提入口。

以前はここに車を置いて登りました。

山だけ最短で登りたい方はこちらへ。

この階段から登り始めます。

熊出没注意の看板が多数有り。

若干勾配がきつい箇所があるものの、シンプルで登りやすいコース。

山頂に近づいてくると、城跡の案内が出てきます。

駐車場から約1時間で登頂。

山頂は以前に来た時よりも樹木が伐採され拓けてます。

2024年9月から城跡の発掘調査が行われたそうです。

10基の礎石が発掘されました。

半兵衛は麓の陣屋ではなく山の上の御殿で暮らしていた可能性が高い。

陶磁器の遺物も多数発掘。

この場所で茶会が催されていた模様。

 

山城好きの方はぜひ。

山頂から眺める景色が絶景。

東海道新幹線も見えます。

ここからドクターイエローと南宮山のコラボ撮影も可能。

説明図。

下りは大手道で。

大手道の方が楽でした。

入口には獣対策の扉がありました。

麓には竹中氏の菩提寺である禅憧寺(ぜんどうじ)

病により36歳の若さで亡くなった半兵衛。

その死を深くいたんだ秀吉は禅憧寺に墓を建立。

竹中家の墓をお参りしてきました。

 

適度な運動量と菩提山の絶景と歴史を満喫できるコースでした。

3時間もあれば余裕を持って周回できることでしょう。

時間に余裕のある方はJR垂井駅から歩いてみては。

【今回の所要時間】2時間15分