毎年5月ごろになると岐阜市の畑で見かけるレンゲ。
薄紫色の小さな花。
レンゲは岐阜県花。
みつばちが大好きな花でもあります。
岐阜県は「近代養蜂発祥の地」
秋田屋本店の6代目・中村源次郎が養蜂部を創設したのが1887年(明治20年)
秋田屋さんが岐阜公園の岐阜城楽市にお店を出店しました。
はちみつソフトクリーム、はちみつ商品各種販売されています。
1910年(明治43年)には、第1回全国養蜂家大会が岐阜市で開催されました。
昔はそこら中にレンゲ畑があったイメージがありますが、最近は減ってきたような気もします。
立地的に岐阜は日本の真ん中にあるので養蜂家にとっても都合が良かったのでは。
久々に岐阜市畜産センター公園内にある「みつばちの家」に行ってきました。
入場無料。
受付で大雑把な住所と人数だけ記入。
入口ではみつばちがお出迎え。
お子さんでも楽しめるようなかわいらしい展示室でした。
知っているようで知らないみつばちの生態。
針があるのはメスだけ。
女王蜂の寿命が3〜5年に対して、オス蜂の寿命はたったの40日。
蜂の巣の中では存在感が薄い存在。
ある意味、人間の世界も一緒かもしれませんが。
みつばちの巣の中を擬似体験できる展示室もありました。
はちの巣の1ユニットは綺麗な六角形。
六角形にはどんな意味があるのだろう。
後から疑問になりました。
クイズをしながら楽しくみつばちのことが学べます。
このクイズ間違えました。
花とハチの助け合い。
みつばちが花の蜜を吸う時に花粉が付きます。
みつばちのおかげでおしべの花粉がめしべに付いて受粉が成功。
実を育てることができます。
世界中の農作物の7割がハチによる受粉によって育っているそうです。
年々数を減らしているみつばち。
その原因は温暖化。
暖かくなり敵であるダニがみつばちに付着しやすくなりました。
アルベルト・アインシュタインは「もしも地球からハチが消えたら、人類は4年で消滅するだろう」と警告しました。
みつばちの家でハチの生態を学ぶと、アインシュタインの警告がひょっとしたら実現してしまうかもしれないと怖くなりました。
農家さんも人工受粉などの対応をしています。
人工受粉はコストがかさむので、農産物の価格が高くなっていくことが予想されます。
我々人類が今できることは、少しでもみつばちが活動しやすい環境を守ること。
【開館時間】9時30分から16時30分
【休館日】月曜、休日明け
冬期(12月から2月)は閉館