今回目指すのは滋賀県長浜市にある賤ヶ岳(しずがたけ)
リフトだと約6分。
登山しても40〜50分。
物足りなそうだったので、あえてハードな山本山経由で賤ヶ岳を目指すことに。
スタートはJR河毛駅。
岐阜方面から来る場合は、米原駅で北陸本線に乗り換え。
駅前に広めの駐車場がありました。
おそらく24時間無料。
木之本駅の前にも駐車場があったので、どちらかの駅に駐車しておくのも良かった。
駅から西に向かって歩き続けます。
この辺りは水田が多い。
田植えのシーズン。
見えているのが山本山。
駅から歩くこと約50分。
朝日山神社へ。
朝日山神社前に登山口がありました。
説明の看板によると、山本山城は源(山本)義定、義経が築城したと伝わります。
戦国時代には木下藤吉郎に迫られ、織田信長に降伏。
源平の時代から続く歴史ある山。
まともな登りは麓から山本山の山頂まで。
麓から30分くらいで山頂。
上から読んでも山本山。
下から読んでも山本山。
これが言いたいためだけに登った感もあります。
標高324m。
そこそこ広くてかつて城があった雰囲気がありました。
山頂から琵琶湖も見えました。
小さな島は竹生島。
ここから歩く道は「近江湖の辺の道」
琵琶湖の東側を歩く自然歩道。
厳しいアップダウンもありません。
日陰で涼しく気持ちの良い道でした。
琵琶湖沿いを歩いているのは間違いないのですが、樹木が生い茂り琵琶湖は見えません。
ずっと琵琶湖のおあづけ状態。
後から賤ヶ岳で見る琵琶湖への感動が増しました。
歩道の脇には、こんもり盛り上がった箇所が多い。
これらは国指定史跡の「古保利(こほり)古墳群」
3世紀から7世紀にかけての古墳が、約3kmに渡り132基あるそうです。
後から振り返ると、古墳を紹介する看板がやたら多かった。
歴史好きの方におすすめしたい登山道。
西野山(320m)湖北丸山(360m)を経由し、山本山から歩くこと2.5時間。
賤ヶ岳リフトと合流。
リフトで6分で来た人とは賤ヶ岳に対する気合いが違います。
大多数の一般の方にはリフトを推奨します。
賤ヶ岳山頂(421m)からこの日歩いてきた道を振り返ります。
琵琶湖に沿って歩いてきたのがよく分かります。
10kmぐらいあるのでしょうか。
各務原アルプスをフル縦走した時よりは楽でした。
余力のある方は余呉湖へも道が続いています。
賤ヶ岳の詳細についてはこちらの記事で。
下山もリフトを使わずに自力で。
ここまで来たら楽なクールダウン。
リフトの下を横断する箇所があるのでご注意を。
JR木之本駅へ。
滋賀県発祥の平和堂。
滋賀県内で絶大な勢力を誇ります。
下山後30分ほど歩きJR木之本駅へ到着。
自分にお疲れさまでした。
後から知りましたが、木之本駅の近くにはサラダパンでおなじみの「つるやパン」の本店があります。
どんなパンが販売されているのか気になります。
次は余呉湖の周りを歩いてみたいのでその時に。
今回のルートで5時間半かかりました。
山本山城、古保利古墳群、賤ヶ岳の歴史、琵琶湖、余呉湖の美しさに触れられる充実のコースでした。
体力に自信のある方はチャレンジされてみては。
【今回の所要時間】5時間30分
【歩行距離】16.9km