下呂市小坂町で滝めぐりをしてきました。
起点となる「がんだて公園」
どーんとそびえ立つ巌立峡(がんだてきょう)
その高さは70m。
約5万4000年前の溶岩で形成された溶岩流の断面。
午前中はずっと逆光でした。
秋の紅葉シーズンもすごい絶景になるのでは。
【がんだて公園駐車場】
普通車40台、大型バス5台程度
駐車場の利用は無料
天気の良い日は岐阜市内からも見える御嶽山。
御嶽山は活火山。
この記事を書いている時点で「噴火警戒レベル1」
過度に恐れなくてもいいですが、活火山であることに留意しましょう。
御嶽山の火山活動は75万年前から。
有史以降の噴火は1979年(昭和54年)2007年(平成19年)2014年(平成26年)
2013年に王滝口から御嶽山に登りました。
山頂付近は硫黄臭かったです。
約5万4000年前の噴火では、溶岩流が17kmも流れ下ったそうです。
長い時間をかけ溶岩流が侵食され滝が見られるようになりました。
小坂町には落差5m以上が216箇所もあり日本一。
下呂市に温泉が多いのは火山との関連があるのでしょうか。
入口で環境維持協力金300円を支払いました。
がんだて公園の駐車場から三ツ滝を見て行者橋まで行って帰ってくるのが30分コース。
さらに東に進み、しもべり橋で折り返し、あかがねとよと、からたに滝を見て帰ってくるのが3時間コース。
30分コースはスニーカー程度で大丈夫です。
歩き始めから気持ちが良い渓谷。
ひんやり涼しい。
駐車場から5分〜10分で着いてしまう「三ツ滝」
下段、中段、上段の3つの滝を鑑賞できます。
この日のマイナスイオンの数は、12100個 /cc
三ツ滝の動画を撮ってみました。
大放出されるマイナスイオン。
この位置では上段の滝は見えませんでした。
行者橋への分岐点。
30分コースの方は橋を渡って折り返し。
巌立峡と三ツ滝を見るだけでも満足度は高いと思います。
ドライブがてらぷらっと寄っても大丈夫。
この先を歩く場合はトレッキングシューズが望ましい。
このエリアは熊の生息地らしい。
金属を叩いて音を鳴らしてから通行。
自分でも熊対策はしておきました。
「どんびき平」
毎年初夏の夜に大量のヒキガエル(どんびき)が産卵のために集まってくるそうです。
しもべり橋を渡って折り返し。
林道を少し歩くと2つの滝のポイントへ。
「あかがねとよ」
優しく清らかな滝。
青く透明な滝壺。
水量豊富で荒々しい「からたに滝」
周りが岩でドーム状に覆われているので音が反響し迫力満点。
あかがねとよと、からたに滝は本流と支流が交わる場所。
同じ場所でタイプの違う滝を2つ見ることができます。
3時間コースと書いてありましたが、休憩なしで歩いたら2時間で駐車場に戻りました。
小坂の滝めぐりは、岐阜県による「岐阜の宝もの」認定第1号。
第1号にふさわしい滝でした。
夏から秋にかけておすすめ。
落差63mの根尾の滝が気になります。
他の滝は車で別の場所へ移動したり、ガイドを予約する必要がありハードルが高い。
初めて来る方はがんだて公園から三ツ滝を見る30分コースがおすすめ。