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— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) May 21, 2025
5月21日に国土地理院が管理する「日本水準原点」の一般公開がありました。
地図好き人間として一度は行っておきたい。
1891年(明治24年)にかつての陸地測量部内に造られた高さの原点。
全国各地の道路沿いに設置されている水準点の高さは、この日本水準原点を基準に水準測量が行われ、それぞれの地域の高さが決まっていきます。
下呂市金山町。
馬瀬川に掛かる境橋。
SNSでよくバズる階段を見に行った時に「飛騨測量初め地点」という看板がありました。
橋を渡った先。
国土地理院による基本水準点。
マンホールには観測している姿が描かれています。
日本で初めて地図を作った伊能忠敬(1745-1818)
1814年(文化11年)にこの地を起点にして飛騨国の測量を開始したそうです。
「伊能忠敬の地図をよむ」によると、第8次測量で岐阜、大垣、下呂、高山、古川を観測しています。
伊能はこの時69歳。
江戸時代にしては超人的な体力と情熱。
現場は小さなマンホールがあるだけの地味な場所。
当時観測隊が歩いて測量している姿を想像しました。
あの階段のおかげで気づいた飛騨測量初め点。
階段は一種のトリックアートのようなもの。
確かに勾配がきつい階段でしたが。
二つの顔と二組の手足を持つ両面宿儺も祀られてました。
飛騨川沿いの渓谷が有名な「中山七里」
中山七里の起点もここから。
ちなみに小説家の中山七里さんは岐阜県出身。
飛騨の始まりと階段を見たい方は訪れてみては。
JR飛騨金山駅の前に駐車場有り。
筋骨めぐりもおすすめ。