発酵をテーマにした展覧会や体験ツアーが開催されるプログラム「発酵ツーリズム東海」
ぎふメディアコスモス みんなのギャラリーで開催中の「うまみの聖地巡礼展」に行ってきました。
こちらの会場の展示は7月13日(日)まで。
入場無料。
日常生活で“発酵”を意識することはありません。
普段の食事で食べているものを思い出すと、発酵食品がとても多い。
東海エリアの方が大好きな味噌カツ。
徳川家康も豆味噌が大好きでした。
朝食で食べる納豆、目玉焼きにかける醤油。
味噌も納豆も醤油も原材料は同じ大豆。
微生物による発酵により様々な味わいに変化していきます。
目に見えない微生物。
人間にとって微生物はともだち。
人間に役立つのが発酵でその反対が腐敗。
発酵食品は世界中で作られています。
からっと乾燥した西洋と、高温多湿な東洋では適した微生物も変わってきます。
インド料理店でおなじみのラッシーはヨーグルトの飲み物。
古代エジプト文明の壁画にはワインが描かれ、古事記にはヤマタノオロチを酒に酔わせて倒したという記載があります。
人類の歴史は発酵の歴史。
日本全国に存在する発酵食品。
それぞれの地域の風土、気候に合わせて受け継がれています。
飛騨地方を代表する発酵食品といえば「漬物ステーキ」
まず漬物自体が発酵食品。
冬は極寒の飛騨地方。
寒くて凍ってしまった漬物を炒めて卵でとじて食べる。
冬は貴重なたんぱく源でした。
地域の特性に根ざした暮らしの知恵。
岐阜市役所2階にある市役所大食堂でも漬物ステーキを食べられます。
意外な美味しさを発見できます。
岐阜のお隣、滋賀の「フナのなれずし」
現存する日本最古の寿司といわれています。
まだ食べたことがありません。
岐阜のアユのなれずしのようなイメージでしょうか。
好き嫌いがはっきり分かれそう。
興味のある方は土産物売り場でも販売されてました。
滋賀県は全国の平均寿命ランキングで男女とも上位をキープしています。
1位の年もありました。
個人的には川魚をよく食べる食文化が良いのではと考えています。
会場の展示では、蓋を開けて実際ににおいを嗅げる展示もありました。
嗅いでいい展示は全部嗅いでみました。
個人的に好きなにおいは沖縄の「豆腐よう」
イカの塩辛とチーズを混ぜたようななんとも魅惑的なにおい。
これ絶対お酒に合います。
豆腐ようも販売されてました。
豆腐よう……これはまさに珍味!!!
— グレーテル (@Gretel_KHM15) May 4, 2025
泡盛を感じる〜🤭
沖縄には素晴らしい料理があるんだな〜!👍 pic.twitter.com/wR7pZ8MFp0
まだ沖縄に行ったことがありません。
沖縄料理で食べたことがあるのはタコライスと沖縄そばくらい。
沖縄へ行った時は豆腐よう食べてみたいです。
日本の食生活が豊かなのはうまみ神のおかげ。
メディアコスモスに足を運んでもらえば、新たなうまみとの出会いがあることでしょう。
愛知県半田市の「MIZKAN MUSEUM」では「すしの千年を巡る旅展」の開催。
三重県多気町の「VISON」では「三重の発酵美食夜会」
発酵ツーリズム東海のホームページ。
多くの体験プログラムが掲載されてました。
今回の記事を書くのに参考にした動画。
発酵ツーリズム東海のキュレーター小倉ヒラクさん。
チーズバーガーは完全に発酵食品ですね。
うまみの聖地巡礼展
【開催期間】5月17日から7月13日
【開催時間】10時から17時
【駐車場】有り。駐車券を認証機に通せば2時間無料
入場無料