令和7年6月6日に供用開始になった岐阜市の松尾池。
松尾池の石碑も残ってます。
しばらくの間、池の水を抜いて耐震工事を行ってきました。
松尾池の歴史をおさらいしておくと、まず1885年(明治18年)にオランダ人技師・ヨハネスデレーケの指導により農業用ため池と砂防堰堤を造ります。
1891年(明治24年)の濃尾大震災で堤体に亀裂が生じ貯水できなくなります。
1932年(昭和7年)に当時の岐阜市長・松尾国松が修復を行い「松尾池」と呼ばれるようになりました。
池の下流側から。
コンクリートが綺麗でツヤツヤしてます。
左側に設置された階段が気になります。
階段は普通に降りられるようになってました。
この石積みはもしや??
見た目がとても古い質感の石でした。
ひょっとしてデレーケが指導して造った明治時代の石積みなのか?
当時の石積みを再現したものか?
いずれにせよ、明治時代から続く松尾池の歴史を感じられる場所。
「松尾池の景観を守る会」会員としてはこの上ない喜び。
池の水はしっかり貯まってました。
小さな魚がたくさん泳いでました。
この日はカワセミに会えませんでしたが、そのうち飛んでくることでしょう。
トンボの楽園でもあります。
あちこちから野鳥の鳴き声はずっと聴こえてました。
以前にあった小屋もそのまま残ってました。
ヤマガラはしょっちゅう飛んできます。
工事前の松尾池と同じ光景が甦って懐かしかったです。
秋にオシドリがやってくるといいですね。
百々ケ峰に登るなら松尾池側からがおすすめ。
池の手前に駐車場有り。