
岐阜県大垣市にある「大垣城」
1535年(天文4年)土岐氏の被官・宮川安定の築城と伝えられます。
1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いの前には西軍・石田三成が入城し拠点にしました。
西門の前に立つ像は戸田氏鉄。
1635年(寛永12年)に摂津尼崎から転封され入城。
江戸時代を通じて戸田氏11代の居城となりました。
元々の大垣城は1936年(昭和11年)に国宝に指定されたのですが、1945年(昭和20年)の大垣空襲で残念ながら消失。
現在の天守は1959年(昭和34年)に再建されました。

久々に大垣城の石垣にある化石を探してみました。
最初は記憶を頼りに自力で探したのですが挫折。
大垣城で販売されているセルフガイドブック「大垣城 石垣の秘密」を頼りに。
以前に購入した時は200円でした。

まずは西門。
写真右端の白っぽくなっている石に注目。

側面から見ると大量の化石。
ここが一番分かりやすい。
「フズリナ」と「サンゴ」の化石を観察できます。
フズリナは石灰質の殻をもった原生動物。

正門をくぐる途中にも。

横方向の線のように見えるのは「シマカイア」という二枚貝。

「おあむの松」もある西側の城壁。
写真右下のベンチの近くに注目。

こちらは「ウミユリ」
ウニやヒトデと同じ仲間の動物。
西側の城壁には他にもウミユリがあるそうです。
この日の大垣城はそれなりに賑わってました。
石垣のすぐ近くでまじまじと観察する姿は大学の研究者に見えていたかもしれません。
東門には「ベレロフォン」も確認できました。
なぜ大垣城の石垣に化石が多いのか。
石垣は大垣城から北西4kmの場所にある金生山から運ばれてきました。
赤坂湊から杭瀬川を下って。
金生山といえば、かつては“岐阜のピラミッド”が話題になりました。
山全体が2億5000万年前(古生代ペルム紀)の石灰岩。
昔から石灰岩の採掘が盛んでした。
熱帯で見られるサンゴの化石が見られるのは、火山島の海底プレートが移動して金生山になったと考えられています。
化石に興味がある方は「金生山化石館」に行かれてみては。
【開館時間】9時から17時
【入館料】一般 200円 ※18歳未満無料
【休館日】火曜
※大垣城専用の駐車場は無し