
2025年の中秋の名月は10月6日でした。
全国各地で月を見ていた方も多いのでは。
飲食店でもこの時期はお月見メニューが多い。
中秋とは旧暦の8月15日。
秋の真ん中で月が一番綺麗とされる時期。
平安時代から日本では中秋の夜の月を愛でる風習があったそうです。
岐阜市民としては岐阜城と月を一緒に撮りたい。
今回は長良川沿いの堤防から撮影。
金華橋の近く。
平日にも関わらず100人以上のカメラマンが撮影に訪れてました。
撮影場所は「サン・サーベイヤー」という月と太陽の軌道が分かるアプリを見ながら選定。
みなさん同じアプリを使用しています。
ある程度広くて、障害物が無く、住民の方に迷惑にならない場所を探すと堤防になることが多い。
岐阜城と月は「岐阜城にのぼる月」として日本百名月に認定されています。
岐阜県は海津市の「月見の森から望む月」も。

日没後の夕焼けも綺麗でした。
この時点では雲が多くて月が出てくるのかハラハラしてました。

岐阜城の周りがほわんと明るくなってきました。
城周辺の樹木が伐採され石垣の模様もくっきり。
レンズは100-400mm。
カメラはマイクロフォーサーズのミラーレスなので、35mm換算だと200-800mm相当。

背後に月が出てきたけど雲が。

だんだん雲が流れていきました。
これはこれで風情があります。

この後、雲が完全に抜けて明るい月が出てきました。
月のクレーターの模様を写そうとすると、どうしてもお城が暗く潰れてしまいます。
「Lightroom」という写真編集アプリを使用すればある程度の城の明るさが持ち上げられるのでしょうか。
使ったことがないので分かりません。
この写真で時間にしたら5分から10分。
あっという間に月はのぼっていきます。
短い時間でもドラマチックな変化が見られて感動しました。
さすが中秋の名月。
2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の舞台にもなる岐阜城(稲葉山城)
このタイミングで改修工事が行われます。
工事期間は令和7年11月上旬から令和9年10月下旬。
2年にも及びます。
そのうち岐阜城に工事用の足場が組まれることが予想されます。
興味のある方はお早めに撮影チャレンジを。
月が大きいわけではない。対象物の城を小さく写すから月が大きく見える。月はどこから見ても(撮っても)同じ大きさだが、岐阜城は離れれば小さくなる。月を大きく撮るには、城から離れて撮るってわけ。
— Atsushi Kobayashi/建築士と写真家 (@atsushi_k_photo) May 12, 2019
撮影ポイントから岐阜城までの距離。
①6.5km
②3.8km
③2.9km
④1.3km#岐阜城 #東京カメラ部 pic.twitter.com/D6NoaSic6X
月が大きく映る秘密は小林淳さんの投稿で知りました。
慣れてくると月をより大きく映したくなってきます。
離れる程ピント合わせもシビアになってきます。