(山県市のホームページ)
「大桑城跡」が国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申されたという報道を見ました。
よほどのことがない限り指定されるのでしょうか。
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で注目された大桑城。
国史跡に指定されれば再び注目が集まるかもしれません。
久しぶりに城跡がある古城山を登ってきました。

駐車場へ行く道の手前にある「四国堀」
斎藤道三からの攻撃に備え、越前など四つの国の人たちで造られたお堀。
当時のマムシがどれほど恐れられていたのか。
朝倉氏の一乗谷をならったとされる空堀と土塁。

広い駐車場。
この日は貸切。
近くに綺麗なトイレも設置されてました。
今回はここからスタート。
体力に自信のない方は、はじかみ林道を走れば山頂に近い場所に登山口があります。
麓の半分くらいの歩行時間。

大桑城跡の案内。
登山マップ、山県市の観光案内などの資料も置いてありました。

美濃国の守護であった土岐氏。
名門中の名門。
南北朝時代から戦国時代にかけて権勢を誇りました。
1535年に起きた長良川の大洪水。
枝広館(現・長良公園)にあった守護所が被害を受け大桑城に移りました。
土岐氏最後の居城が大桑城。
「麒麟がくる」で斎藤道三が土岐頼純を毒殺したインパクトが強過ぎました。
息子の義龍は本当は土岐氏の血筋だという思いが強く、長良川の戦いにつながっていきました。

この日は寒かった。
登山道の上は落ち葉がいっぱい。
ほどほどに負荷のある登山道。

山頂に近づいてくると、見どころポイントが続々と。
こちらは伝「岩門」
大桑城の出入り口。
巨石がごろごろ。
当時は巨石が立った状態だと思われます。
さぞ立派な城門だったのでは。

登山道の随所に石垣を観察できる場所。

曲輪群(くるわぐん)
近年の発掘調査で多数の陶磁器や礎石が発見されたようです。
大変危険ということで登山道に戻ります。
曲輪群の様子はYouTubeで公開されています。
春風亭昇太師匠が登場。
こんなにお城好きであると知りませんでした。

切井戸への分岐点。

切井戸への道のりがハードでした。
ロープにつかまって慎重に下りました。

伝「切井戸」
斎藤道三が攻撃し、土岐頼芸が逃げる時に家宝の「金鶏」を井戸に隠したそうです。
元旦の朝に井戸から鶏が鳴く声を聞くと長生きできるという言い伝え(金鶏伝説)
どなたか元旦に切井戸に行って、鳴き声をXに投稿して欲しい。

登山道に戻って伝「台所」
平らで面積が広い。
大桑城の中心部分で最重要な場所。
岩盤を削って平らにしたようです。
発掘調査では庭園と建物の痕跡も確認。
土岐氏が山上で客人をもてなしていたかもしれません。

1時間弱で伝「天守台」へ。
標高407.5m。
大桑城のイメージといえばミニ模擬天守。
最初来る前は、写真を見て本物の天守だと思ってました。
人気の撮影スポット。

天守台からの眺めが素晴らしい。
遠くに見えるのは稲葉山城(岐阜城)
城まで14kmと意外に近い。
「麒麟がくる」では、道三は大桑城で兵士を集め、長良川の戦いに臨んでました。
体力的には百々ヶ峰に登るのと同じくらい。
麓に置いてあるガイドを読みながら散策すると、大桑城への理解が進みます。
今回はある程度勉強してから登りました。
美濃国守護である土岐氏のすごさを体感できました。
登山好き、山城好きの方におすすめ。

【今回の所要時間】2時間