滋賀県のJR大津駅。
琵琶湖疏水のウォーキングコースを歩いてみました。
疏水(そすい)とは人工的につくられた水路。
第一疏水は滋賀県大津市から京都府京都市伏見区まで流れます。
明治維新の後、東京遷都で停滞した京都府の活力を取り戻そうと北垣国道府知事が計画。
1890年(明治23年)に完成。
コースは3つあって、今回は滋賀の琵琶湖から京都の鴨川まで歩くコース。
コースは琵琶湖疏水のホームページで公開されています。
琵琶湖疏水のスタート地点に一番近いのは京阪鉄道「三井寺駅」
岐阜からの乗り換えがよく分からなかったのでJR大津駅からスタート地点まで歩きました。
JR岐阜駅からJR大津駅までは2時間弱。

大津駅にあった観光案内所へ。
成瀬あかりが住むまちだけあって、全力で成瀬推し。
アクリルスタンドが販売されていたので購入。
琵琶湖疏水の紙のウォーキングアップも入手。
「成瀬は都を駆け抜ける」でシリーズ完結。
琵琶湖疏水沿いを歩こうと思ったのは小説を読んだ影響が大きいです。

琵琶湖築地。
琵琶湖疏水の入り口。
たまたまクルーズ船が通りました。
改めて船に乗ってみたい。

琵琶湖閘門。
よくネタで滋賀県民が京都府民に「琵琶湖の水止めたろか」と言います。
実際に琵琶湖の水を止めるとするなら、琵琶湖閘門のゲートを閉めることになります。
ちなみに琵琶湖疏水の管理者は京都市上下水道局。

最初の1kmがまず見せ場。
疏水沿いには桜が植えられてました。
春になったら絶景写真が撮れそう。
みなさんも歩きたくなったら春がおすすめ。

第1トンネル入口。
明治期らしい優美な文化の香りがするトンネル。

一旦疏水から離れて小関越え。
しばらく続く坂道。
第1トンネルから小関峠への分岐が分かりづらかったです。
少し迷いました。

小関峠を越えて街中へ。

第1トンネルの出口。
琵琶湖疏水工事で最難関区間。
長等山を貫く全長2436m。
ほとんど人力で掘られたそうです。
トンネルには「廓其有容(かくそゆうよう)」の文字が刻まれています。
書いたのは初代内務大臣・山縣有朋。
“疏水をたたえる大地は、奥ふかくひろびろとしている”という意味。
明治時代の偉人の言葉も見どころ。

第1トンネル出口から5kmぐらいは綺麗な遊歩道が整備されています。
しばらくの間歩いていて気持ちが良い区間。
遊歩道沿いも桜が多かったです。
随所にベンチやトイレがありました。
意外と都会の方が遊歩道が整備されています。

散策路の案内看板。

第2トンネル出口。

第3トンネル入口。

京都の街中に近づいてきました。
三条通り。

ねじりまんぽ。
「まんぽ」とはトンネルを意味する古い言葉。
ねじりのあるトンネル。
明治建築に多い赤レンガ造り。

螺旋状に積まれた赤レンガ。
強度を確保する目的。
明治時代特有の土木技術。

蹴上(けあげ)インクライン。
船を揚げ下ろしするために作られた傾斜鉄道。
長さ582m、高低差36mもの落差を克服。
余力のある方は南禅寺水路閣もおすすめ。

田邉朔郎。
23歳で琵琶湖疏水の工事責任者に。
大学の卒業論文のテーマは「琵琶湖疏水工事の計画」
めちゃめちゃ頭の良い技術者。

一般的な京都観光らしい風景も。
朱色の大鳥居の平安神宮。

琵琶湖から12.5km
ついに鴨川のほとりが見えてきました。

琵琶湖の水は本当に鴨川に注いでいました。
琵琶湖の水とともに歩んだ旅もここでおしまい。
旅の余韻に浸りしばらくの間、鴨川沿いでくつろぎました。
琵琶湖の水はみんなのもの。
明治時代に琵琶湖の水を鴨川まで引こうという発想と、実現してしまう技術力に驚きました。

今回の歩数は22914歩でした。
所要時間の目安は4〜5時間。
3月下旬から4月上旬がウォーキングのベストタイミングでは。

【今回の所要時間】4時間15分
【総歩行距離】16.5km
琵琶湖疏水ウォーキング。琵琶湖から京都の鴨川まで。 / やまさんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
詳細なルートを知りたい方はヤマップを参考に。
距離が長過ぎて歩けないという方には観光船の「びわ湖疏水船」があります。
春(3月から6月)秋(10月から11月)の運行。
今回紹介したトンネルの中も船で通ります。
桜を間近に眺めながら優雅なクルージングを楽しめることでしょう。
