岐阜市役所にあるイサム・ノグチの『AKARI』

イサム・ノグチ(1904-1988)

石と対話によって生まれた石庭、彫刻、舞台芸術などで活躍した芸術家。

東京都美術館では8月29日まで企画展「イサム・ノグチ 発見の道」が開催中。

本来であれば東京へ足を運びたいのですがこのご時世なので。

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東京都美術館へは行けませんが、イサム・ノグチがデザインした「AKARI」を岐阜市役所でも見ることができます。

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AKARIを岐阜市役所に寄贈したのは株式会社オゼキさん。

1951年に京都へ行く道中、鵜飼を見るために岐阜に寄ったイサム・ノグチ。

鵜飼はもちろん、岐阜のランタンが飾られた船に魅了されました。

その時のようすがエッセイの中にも登場します。

岐阜のランタンが生き残ったのはなぜか。少なくともひとつには、今日ほとんどのランタンに付与されている装飾的使用がある。しかしそのほかにも伝統と気質という理由があり、それゆえに岐阜提灯(ランタン)は尊重されているのである。すなわち薄い紙、竹ひごのほっそりした螺旋がほかにならぶ物泣き光と優美さとに貢献する。岐阜提灯は儚いものーたとえば桜の花、たとえば生ーに対する日本人独特の嗜好に訴えかける。

このとおり、岐阜はいまでも提灯づくりの街である。だからその製造過程の見学は不可避だ。最良の場所は〔株式会社〕オゼキだ。ぼくは彫刻家として、その製造法に大きな興味を持っていたー竹と紙が巻きつけられるフレーム、その柔軟性と軽さは彫刻フォルムの新たなる可能性を目の前で示唆するー半透明で折りたたみ可能な光の彫刻!

1951年からイサム・ノグチは「AKARIシリーズ」のデザインを開始。

100作以上のAKARIを制作。

2004年(平成16年)には、岐阜県美術館で「イサム・ノグチ生誕100年記念/光の彫刻・あかり展」が開催。

 アマゾンでもいろんなデザインのAKARIが販売されてました。

現在自宅にあるのは昔ながらの和風の提灯。

AKARIはデザインが個性的でおしゃれなのでお部屋の良いアクセントになるかも。

値段も極端に高くはないので、小さいのを使ってみようか思案中。

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株式会社オゼキさんは岐阜市役所の近くにあ利ます。

この日は到着時刻が遅くて閉まってましたが、窓際では美しい提灯が明かりを照らしてました。

店内ショールームにあるAKARIシリーズも見てみたい。

【営業時間】9時から17時

【定休日】土日祝

※7月から8月盆までは土日営業