メジャーリーグの大谷選手の活躍で日常的に使われるようになった“二刀流”
二刀流の元祖といえば宮本武蔵(1584-1645)
29歳までの60余りの戦で無敗。
佐々木小次郎との巌流島の決戦後、武蔵は剣の道を究めるため、武術だけでなく禅の教えを学ぶようになります。
武蔵の禅の師匠は沢庵和尚。
沢庵和尚は晩年、武蔵に「禅のことは愚堂に習え」と言い残しこの世を去ります。
愚堂とは岐阜県加茂郡八百津町にある大仙寺の八世住職・愚堂国師(1577-1661)
大仙寺の二ノ門には、宮本武蔵が坐禅したと言われる坐禅石が残っています。
この石の上で三日三晩坐禅をしたそうです。
駐車場有り。
大仙寺の北にある五宝滝。
宮本武蔵が修行した滝があります。
散策道の案内。
一の滝、二の滝、三の滝、円明の滝、二天の滝の5つの滝を鑑賞できます。
1周するのに15分程度。
お散歩感覚で滝めぐりができます。
宮本武蔵の案内に従い歩いていきます。
東屋からの眺めが特におすすめ。
東屋から3つの滝を一緒に鑑賞することができます。
全高80メートル。
その姿は岐阜の桃源郷。
これほどの絶景が八百津で見られるとは。
写真は11月12日に撮影。
紅葉の見頃のピークのやや手前といった感じ。
武蔵が20代の頃に称した円明流にちなんで名付けられた「円明の滝」
武蔵が30〜40代の頃、剣だけではなく幅広い教養を身につけ編み出した二天一流。
そこから命名された「二天の滝」
円明の滝と二天の滝は武蔵が修行のために滝に打たれたと伝わります。
写真映えする先の3つの滝と比べると、滝の水量も少なくひっそりしてます。
静かに滝に打たれながら己と向き合う武蔵の姿が想像されました。
八百津に伝わる宮本武蔵伝説。
美しい紅葉と滝を眺めれば、あなたも“二天一流”を習得できます。
駐車場とトイレ有り。
大仙寺から車で7分程度。