【美濃市】旧今井家住宅の水琴窟に耳をすませば。

美濃市のうだつの上がる町並み。

久々に「旧今井家住宅」美濃史料館に行ってきました。

今井家住宅は江戸時代中期に建てられた和紙問屋。

 

前回はなんとなく眺めただけ。

今回は館長のフルバージョンのガイドを聞いてきました。

「ふかわりょうさんの本を読んで来ました」と話したら意気投合。

ふかわさんが訪れた時のエピソードも教えてくれました。

館内のテレビでスマホを手裏剣を放つように画面を切り替えながら説明してくれました。

隣の家との間にあるうだつ。

火災の延焼を防ぐというか、時間を稼ぐために作られた瓦の壁。

当時うだつが上げられるのは裕福な家のみ。

だんだんと当初の目的からそれ、うだつの高さや装飾の派手さを競うようになってきました。

街並みを散策していると、うだつが隣同士並んでる掟破りのうだつもあって面白い。

今井家のうだつは、町並みの中で最古。

どっしりした貫禄がありました。

玄関に掲げられている小さなプレート。

火消しの鳶口。

このプレートがある家屋には消防隊が出動。

言わば“日本最古の火災保険”

和紙問屋で火事があったら大変です。

 

このプレート、ガイドを聞かないと絶対に気づきません。

日本の某保険会社の前のマークはこのマークでした。

金閣寺にもあったそうですが現在は外されています。

他でもし見かけたら教えて欲しい。

障子に注目。

障子を貼り合わせた箇所があえて見えるようにしてあります。

規則的に美しく張られていてエレガント。

明かり取り。

昔は煙突だった場所を明かり取りに改築。

この日は雨でしたが、天気を良い日は天井から光が射し込むことでしょう。

詳しくは知りませんが、こちらのお部屋はスピッツファンの間では聖地らしい。

昔のスピッツのツアーのパンフレットが美濃市で撮影されたそうで。

この部屋で寝そべって写真を撮るのが流行。

今回のメインイベント「水琴窟」

“日本の音風景100選”

とはいえ、ふかわさんの本を読むまでは水琴窟のことを全く知りませんでした。

柄杓で水を注ぐと、琴のようで涼しい音色。

ぜひ自分の耳で聴いてもらいたい。

石の下にはかめが入っていて、水が反響する音。

江戸時代の人々の感性の豊さに恐れ入りました。

庭の奥には神社がありました。

その灯籠にはハートマーク。

形はハートそのものですが、ハートではなく「猪目(いのめ)」

猪の目を合わせた形はハートのように見えます。

山火事が起きるといち早く逃げ出すイノシシ。

火事から守ってくれる縁起物。

 

今回は新たな発見が多かったです。

うだつの上がる町並み、旧今井家住宅はいかが。

【開館時間】

午前9時から午後4時30分(4月から9月)

午前9時から午後4時(10月から3月)

【入館料】300円(高校生以上)

【休館日】12月から2月の火曜(3月から11月は無休)祝日の翌日

ふかわりょうさんの「スマホを置いて旅したら」

3泊4日スマホ無し旅のエッセイ。

旅先は美濃市、郡上八幡市、岐阜市。

余裕があれば本を読んでから美濃市へ行かれた方がより楽しめます。