根尾川で稚鮎の遡上を観察してきました。
堰堤の高さはそこそこあり水量も多かったです。
中央部にあるスロープのような構造物は魚道でしょうか。
『岐阜県の魚類 第二版』によると、
春から秋は河川の上・中流域で主に付着藻類を食べて成長し、秋に中流域下部まで降下して産卵する。孵化した仔鮎は沿岸域まで下り、冬季にプランクトンを食べて成長した後に河川を遡上する。
伊勢湾からこの堰堤までおよそ50km。
体長7〜8cmの稚鮎はフルマラソンより長い距離を泳いで昇ってくるのです。
カメラが鮎をとらえました。
ジャンプ。
川の流れに立ち向かう鮎を応援したくなりました。
たくましく成長してほしい。
鮎の遡上のピークが過ぎたのか、時間帯が悪かったのか、新聞に載っていたように次から次へと遡上する様子は見られませんでした。
鮎は縄張り意識がとても強い魚です。
自分の縄張りに他の鮎が入ってくると体当たりして追い出します。
その習性を利用した漁法が友釣り。
おとり鮎を泳がせ、体当たりしてきた鮎を針で引っ掛ける釣り方。