ぎふメディアコスモスの東側にある「旧岐阜県庁舎」
1924年(大正13年)に2代目の岐阜県庁舎として建築されました。
1966年(昭和41年)まで県の庁舎として使用されます。
その後は県の現地機関が入居する総合庁舎となり、2013年(平成25年)3月31日に閉庁。
中には入ったことがありません。
2021年(令和3年)に岐阜市役所の新庁舎がオープンしました。
15階と17階には展望室が設けられ、そこから眺める総合庁舎の美しさに驚きました。
地上から見ていただけでは気づかない魅力。
そこから総合庁舎に興味を持ち始めました。
ぎふメディアコスモス1階「ドキドキテラス」では9月15日から20日まで『目覚めよ!眠れる森の宝物展』が開催中。
庁舎のことを詳しく紹介したパネルが並べられてました。
建物の中に入ったことがない自分にとって、内部の写真は貴重で新鮮でした。
現在では産出されない貴重な大理石を使用した階段の手すり、飛騨アルプスをモチーフにしたステンドグラスなど、当時の一流の技術が集結したまさに宝物。
パネル展を鑑賞し、この宝物をなんとか保存してもらいたい、できれば中を見たいと思いました。
総合庁舎を保存しようとすると、概算で30億円かかるらしい。
文化的な価値が広く浸透していけば、それだけの予算をつけるかどうかの議論が生まれるかも。
9月20日(火)には、岐阜大学地域科学部名誉教授・冨樫幸一さんによるエピローグセミナーも開催されます。
13時30分から15時(当日受付12時30分から先着30名)
2011年に公開された映画『総合艦隊指令指令長官 山本五十六 ー太平洋戦争70年目の真実ー』の一部で総合庁舎が映画のロケ地となりました。
海軍省の中のシーン。
総合庁舎の正面玄関の階段が登場します。
金沢21世紀美術館のそばにある「しいのき迎賓館」
— ON (@Sangekenzo) June 29, 2020
石川県内初の鉄筋コンクリート造の建物である旧石川県庁舎(1924)を活用した施設
当時の威厳を感じさせる大階段やステンドグラスなどを味わいたい
この建物の裏側にはガラス張りの空間が広がり金沢城が眺められる
新旧の融合も面白い建物だ pic.twitter.com/kEwFox12AC
総合庁舎と同じ1924年(大正13年)に建てられた旧石川県庁舎は現在は「しいのき迎賓館」として活用されているようです。
石川県に旅行する機会があれば視察してみたい。
ぎふメディアコスモス、岐阜市役所と新しい建築物が並び、その近くに坂倉準三建築の岐阜市民会館がある。
総合庁舎が活用されれば、新旧の名建築が集まる素敵な場所になるのでは。
4代目の岐阜県庁舎は竣工間近。
活用について考えるちょうど良い機会。