『目覚めよ!眠れる森の宝物展』(9月20日まで)

ぎふメディアコスモスの東側にある「旧岐阜県庁舎」

1924年(大正13年)に2代目の岐阜県庁舎として建築されました。

1966年(昭和41年)まで県の庁舎として使用されます。

その後は県の現地機関が入居する総合庁舎となり、2013年(平成25年)3月31日に閉庁。

中には入ったことがありません。

2021年(令和3年)に岐阜市役所の新庁舎がオープンしました。

15階と17階には展望室が設けられ、そこから眺める総合庁舎の美しさに驚きました。

地上から見ていただけでは気づかない魅力。

そこから総合庁舎に興味を持ち始めました。

ぎふメディアコスモス1階「ドキドキテラス」では9月15日から20日まで『目覚めよ!眠れる森の宝物展』が開催中。

庁舎のことを詳しく紹介したパネルが並べられてました。

建物の中に入ったことがない自分にとって、内部の写真は貴重で新鮮でした。

現在では産出されない貴重な大理石を使用した階段の手すり、飛騨アルプスをモチーフにしたステンドグラスなど、当時の一流の技術が集結したまさに宝物。

 

パネル展を鑑賞し、この宝物をなんとか保存してもらいたい、できれば中を見たいと思いました。

総合庁舎を保存しようとすると、概算で30億円かかるらしい。

文化的な価値が広く浸透していけば、それだけの予算をつけるかどうかの議論が生まれるかも。

 

9月20日(火)には、岐阜大学地域科学部名誉教授・冨樫幸一さんによるエピローグセミナーも開催されます。

13時30分から15時(当日受付12時30分から先着30名)

2011年に公開された映画『総合艦隊指令指令長官 山本五十六 ー太平洋戦争70年目の真実ー』の一部で総合庁舎が映画のロケ地となりました。

海軍省の中のシーン。

総合庁舎の正面玄関の階段が登場します。

総合庁舎と同じ1924年(大正13年)に建てられた旧石川県庁舎は現在は「しいのき迎賓館」として活用されているようです。

石川県に旅行する機会があれば視察してみたい。

 

ぎふメディアコスモス、岐阜市役所と新しい建築物が並び、その近くに坂倉準三建築の岐阜市民会館がある。

総合庁舎が活用されれば、新旧の名建築が集まる素敵な場所になるのでは。

4代目の岐阜県庁舎は竣工間近。

活用について考えるちょうど良い機会。

 

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