『国際芸術祭あいち2022』一宮駅エリア。

7月30日に開幕した「国際芸術祭あいち2022」

テーマは「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」

芸術監督は森美術館館長の片岡真実さん。

愛知芸術文化センター、一宮、常滑、有松の4会場で展示。

とりあえず岐阜から一番近い一宮会場へ行ってみました。

今回、一宮駅エリアはすべて鑑賞しました。

駅西の尾西エリアまで行く余力はありませんでした。

今回、映像作品が多かったので、一宮駅エリアでけっこう時間がかかりました。

まずは「オリナス一宮」

奈良美智さんの作品が展示されてます。

オリナス一宮は、大正13年に建てられた旧名古屋銀行一宮支店を再生した多目的ホール。

自分の身長よりも高い銀行の金庫。

堅牢でした。

奈良美智さんの描く少女の表情には、いろんな感情が織りなしてました。

旧一宮市スケート場ではアンネ・イムホフさんの映像作品。

先日聞いたラジオによると、アンネ・イムホフさんは現代のアート界のスーパースターらしい。

しかも日本での初展示。

広いスケート場跡に2面のスクリーン。

床に走る無数のパイプが良い雰囲気でした。

スクリーンにはそれぞれ違う映像が流れてました。

58分の長編作品。

前半に出てくるドラムとダンサーがシンクロするシーンが好きです。

ダンサーの動きが独特で見入ってました。

旧一宮市立中央看護専門学校。

解剖学標本室だった部屋では、塩田千春さんの作品。

黒いのはがん化した細胞でしょうか。

ガラス、糸、針金で作られた細胞に生きることへの極限の姿を見ました。

塩田さんの作品は尾西エリアにもあるので後日改めて鑑賞したい。

豊島記念資料館では、昔の織物の機械が展示されてました。

織物の町らしい空間。

奥で流れてた映像は刺激的でしたが、我々が身につけている革製品がどのように作られているのかよく分かりました。

大宮公園にはバリーマギーさんの作品。

楽しい小屋。

一宮エリアを移動中に見かけたビル。

レトロ好きが喜びそうな壁面。

一つ目の懸垂型信号機もありました。

他にも色とりどりの毛糸が並んだお店もあり、随所に織物の町らしさを感じました。

展示作品の鑑賞と併せて街歩きも楽しいです。

夏も終わり涼しくなってきました。

秋の始まりにアート散歩はいかが。

 

【国際芸術祭あいち2022】

開催期間:7月30日から10月10日

チケット:フリーパス 一般3000円 学生(高校生以上)2000円

     1DAYパス 一般1800円 学生(高校生以上)1200円