郡上八幡を流れる吉田川。
岸には雪が残ります。
昨年より雪が少ないそうです。
吉田川と小駄良川が合流する付近で2月5日(日)に「郡上本染鯉のぼり寒ざらし」が行われました。
郡上八幡の冬の風物詩。
1月20日の大寒の日に続いて今年2回目の公開。
川の両岸には多くのギャラリー。
郡上本染は江戸時代から400年以上続く伝統の正藍染。
寒ざらしを行う渡辺染物店の創業は1580年(天正8年)
本能寺の変が起きる2年前。
「信長公記」を読んだら、安土城の土木工事が完了し、安土山で相撲大会が開催されてました。
レジェンド&バタフライで描かれている時代から続く染物店。
惚れ惚れする美しさの鯉のぼり。
色がついていない目の輪郭やうろこの部分には染料がつかないように糊が塗られています。
マスキングテープのようなイメージでしょうか。
川で糊を浮かせてブラシで落とすのが寒ざらしの作業。
糊も餅米で出来ているそうです。
おたまのような道具で糊を浮かせて。
ブラシで洗い落とす。
糊を落とし終わった後、一斉に鯉のぼりを見せてくれました。
ゴールデンウィーク頃には青空を泳いでいることでしょう。
大きな家に住めるようになったら鯉のぼりを泳がせてみたい。
自分は4年ぶりに寒ざらしを鑑賞しました。
何度見ても素晴らしい。
見たい方は来年の大寒に郡上八幡へ。
時期が近づいてきたらお知らせします。
宗祗水の近くで行われます。