1月7日に開催された「第一回各務原映画祭」
全国各地の11本の地域映画が上映されました。
その地域でしか撮れない映像やセリフ。
大いに刺激を受けました。
世の中には多くの地域映画があることを知りました。
今年上映された11本はそのごく一部。
来年以降の開催も楽しみ。
映画祭の幕開けに上映されたのが岐阜県瑞浪市のプロモーション映画『奇跡の化石』
終盤に出てくるミュージカルシーンが良かった。
奇跡は化石♩化石は奇跡🎵
瑞浪市の化石について興味が湧いてきました。
YouTubeでも公開されています。
映画祭に行けなかったかった方はぜひご視聴を。
この記事を書いている時点で再生回数58万回超え。
映画の中にも出てくる「パレオパラドキシア」について調べてみました。
手はジュゴン、頭はゾウの謎の奇獣。
地球に隕石が衝突したのは6550万年前。
それまで地球を独占していた恐竜は絶滅。
恐竜に怯えながら細々と暮らしていた哺乳類はそこから大きな進化を遂げていきます。
パレオパラドキシアは束柱目の哺乳類。
2000万年〜1000万年前に生息。
中新世前期〜中期。
体長2〜3メートル。
見た目はカバのようで海に潜ることもできます。
2022年6月5日、瑞浪市で地域の清掃活動中に偶然化石が発見されます。
発見されたのは1650万年前の地層。
当時の瑞浪市の気候は温暖で海でした。
発掘する時の様子は瑞浪市のYouTubeチャンネルで見られます。
瑞浪市化石博物館の学芸員が発掘された化石について紹介する動画がありました。
パレオパラドキシアの化石は国内で7例発掘されています。
今回瑞浪市で発掘された化石はほぼ生きていた時と同じ状態。
これだけ完全な状態のパレオパラドキシアの化石が発掘されたのは国内初、否、世界初。
まさに“奇跡の化石”
骨が綺麗な状態で残っているだけでなく、サメの歯やフジツボの化石も一緒にくっついています。
1650万年前にパレオパラドキシアがどんな食生活をしていたかの貴重な研究資料にもなります。
化石は現在スクリーニング中。
ゆくゆくは瑞浪市化石博物館で展示されることでしょう。
太古のロマンと触れあえる瑞浪市。
【開館時間】9時から17時
【入館料】一般200円 高校生以下無料
【休館日】月曜