『おあむ物語』が由来。4月27日から「水の都おおがきたらい舟」

岐阜県大垣市の水門川。

写真は4月6日に撮影。

ここ数年は夜のライトアップに行くことが多かった。

久々に見る昼間の桜の美しさに感動しました。

 

3月23日から4月7日までは事前予約制で舟下りも開催されてました。

この日のお客さんはすごくラッキー。

松尾芭蕉の奥の細道むすびの地は大垣。

1689年(元禄2年)に大垣入りした芭蕉は多くの俳人と交流。

「蛤の ふたみに別 行秋ぞ」と詠み、船町港を出発し舟で桑名へ下ります。

 

その時の舟下りをイメージしたのが、春の舟下り。

舟からどんな景色が見られるのか、どんなガイドが聞けるのか興味があります。

4月27日から5月6日までの土日祝は「水の都おおがきたらい舟」が開催されます。

舟下り同様に事前予約制。

水門川の新緑が楽しめそう。

WEBから予約ができるようです。

www.ogakikanko.jp

大垣城の桜も満開でした。

桜の木に混じって松の木も見えます。

松の木は「おあむの松」と呼ばれています。

「おあむ物語」は石田三成の家臣・山田去暦の娘おあむが、年老いてから近所の子供たちに語った昔話を筆録した体験記。

石田三成は大垣城へ。

おあむは火縄銃の玉を作ったり、敵兵の首化粧などに携わります。

家族ぐるみの総力戦。

14歳の弟は流れ玉に当たり亡くなりました。

 

1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦い。

石田三成の西軍は敗北。

敵軍に囲まれ籠城。

大垣城は落城寸前。

 

徳川家康の手習いの師匠だったという山田去暦。

脱出の計らいがありました。

塀から縄を使ってたらいを下ろし、城を脱出。

家族は無事に落ち延びることができました。

水の都・大垣。

昔はお城の周りにお堀があり水門川へつながってました。

大垣市は「おあむ物語」のアニメも制作。

大垣城の中でも上映されています。

今年のゴールデンウィークはたらい舟に乗って、おあむの気分を味わってみては。