岐阜市最高峰・百々ケ峰(どどがみね)
標高417.9メートル。
麓から西の方の峰を見上げると見える謎の物体。
昔から気になっていたのですが正体不明。
今回は山頂に見えるパネルのような物体を目指して登ってみました。
岩崎にある「諏訪神社」側から登ります。
駐車場はありません。
近くに公園がありトイレもあります。
最寄りのバス停は岐阜バス「下岩崎」
ひっそりとした諏訪神社。
特に看板はありませんが、神社の脇が登山口。
未舗装の登山道。
コース上の樹木はそれなりに手入れされていて、道なき道というわけではありませんでした。
登山に慣れてない方には楽ではないコース。
無数に存在する百々ケ峰の登山コース。
分岐点には手書きの標識が立ってました。
岐山高校側からの西山登山道はまだ登ったことがありません。
次回チャレンジしてみたい。
山頂に近づくと古そうな三角点もありました。
映画「劔岳 点の記」を見てから三角点が気になるようになりました。
麓から30分ほど歩き続けると西峰の頂上が見えてきました。
麓から見えていた謎のパネルの正体はこちらです。
近くで見ると増々謎が深まります。
未確認飛行物体と通信しているのでしょうか。
パネルの右上に記されたナンバー「9」の意味は何?
ネット上で集めた情報によると、こちらの施設は中部電力が管理する「六本松反射板」
岐阜市と関市の事業所間でマイクロ波により通信を行っているそうです。
山間部では山に電波を遮断されて電波を送れないので、反射板で電波を反射させて通信。
災害時など非常時でも電力を届けるために大切な通信手段。
反射板自体は全国各地の山間部にあるそうですが、街中からはっきり見えるのは珍しい。
反射板の裏側の構造。
反射板周辺からの眺望も素晴らしい。
西に見えるのは鷺山。
ミニマムな山ですが、土岐頼芸、斎藤道三が居城。
大河ドラマ「麒麟がくる」の長良川の戦いでは、鷺山→大桑城→鶴山→長良川の順路をたどりました。
南側には清流・長良川と金華山と岐阜城が望めます。
百々ケ峰展望台を目指して登る方は多いと思いますが、西峰を目指す方は少数。
今回、行きも帰りも誰とも遭遇しませんでした。
自分だけの世界に浸りながら登山を楽しみたい方におすすめのコースです。