岐阜県不破郡垂井町。
南宮大社の大鳥居。
その奥に見えるのが南宮山(419m)
久々に登ってきました。
南宮大社の北側にハイキング利用者駐車場がありました。
まずは南宮大社へ参拝。
毎月1日と15日に奉納される花手水。
お花の飾りつけは、フラワーコーディネーターの方が考案されているそうです。
南宮稲荷神社の百連鳥居。
他にも瓦塚もあり、登山口へ向かうまで見どころいっぱい。
登山ルート。
標高404m地点にある展望台を目指します。
登りは1時間が目安。
山の麓には関ヶ原の合戦の西軍・安国寺恵瓊(えけい)陣跡。
安国寺軍は決戦時に動けず。
合戦の後、石田三成とともに京都六条河原で処刑されました。
登山口には池田山大津谷登山道で見たような扉が設置されてました。
入山された方は扉の閉めましょう。
登りやすい登山道。
道に迷うこともありません。
1時間ほどで展望台に到着。
南宮山からの気持ちが良い展望。
この場所は、関ヶ原の合戦時の西軍・毛利秀元の陣跡。
毛利秀元は出陣する意欲はありましたが、東軍・徳川家康と内通していた吉川広家が毛利軍の前に陣取り妨害。
動けない秀元は、出陣を促す長束正家の使者に対して「兵卒に兵糧を食べさせている最中なり」と答えたという。
これが有名な『宰相殿の空弁当』
西軍の陣形を見ると、東軍を包囲する「鶴翼の陣」
1万6000の兵力を誇る毛利軍が出陣していれば、一方的な東軍の勝利にはならなかったはず。
西軍が有利な状況であったなら、小早川秀秋も裏切ったかどうか分かりません。
本当の裏切り者は吉川広家。
2022年の関ヶ原の合戦、西軍が悲願の勝利をつかめるかどうかは、南宮山の動向が鍵を握っています。
展望台からの景色を眺めながら食べる弁当がおいしかったです。
南宮大社、登山、関ヶ原の合戦史跡と充実の南宮山でした。