岐阜市の柳ヶ瀬商店街。
土曜日の午前中は静かでした。
サンデービルヂングマーケットが開催される時は賑やかですが、普段はこんな感じ。
床に埋め込まれているのは昭和41年(1966年)に大ヒットした美川憲一さんの『柳ヶ瀬ブルース』の歌詞。
元祖ご当地ソング。
「美川」という芸名は、木曽川、揖斐川、長良川の3つの美しい川から由来。
当時の美川さんは、タスキをかけて岐阜のレコード店をまわり、みかん箱の上で歌っていたそうです。
美川さんにとっても柳ヶ瀬は思い入れのある場所。
※写真はネットから拝借
「柳ヶ瀬ブルース」がヒットした昭和41年当時の柳ヶ瀬商店街。
自分はまだ生まれてません。
昔の柳ヶ瀬を振り返る時によく“肩もぶつかるくらい”と形容されます。
それはけっして大袈裟な表現ではないのが写真を見ると分かります。
親に話を聞くと、当時は郊外型のショッピングモールもなく、柳ヶ瀬くらいしか行くところがなかったようです。
7月23日と24日は「ぎふ柳ヶ瀬夏まつり」が3年ぶりに開催。
ロイヤル劇場では美川憲一さんの歌謡ショーが開催されました。
日本で唯一のフィルム映画館での歌謡ショーはレトロで味わい深かった。
自分の母親くらいのファンがいっぱいでした。
名曲「さそり座の女」に合わせて劇場脇の扉からステージに上がると一気に沸きました。
魅惑的な歌声と、曲の合間の楽しいトークに魅了されました。
ステージから3メートルの至近距離で「おだまり」も聞けました。
生「柳ヶ瀬ブルース」に感激。
美川さんのことは、コロッケさんのモノマネから知りました。
この日のステージですっかりファンになりました。
ロイヤル劇場の歌謡ショーの後は、高島屋前で映画トークショーが開催。
多くの人が集まりました。
浴衣を着た若い方もいて世代を問わず美川さん人気。
「柳ヶ瀬商店街は映画のセットに出てきそう」
「95歳まで現役で歌いたい」
「来年も柳ヶ瀬に来たい」と嬉しい言葉をいただきました。
昔から続く商店街があるのが柳ヶ瀬の強み。
2023年春は高島屋の隣に「柳ヶ瀬グラッスル35」がオープン。
向かいにある金公園もリニューアル工事中。
旧長崎屋跡地も柳ヶ瀬広場として整備する計画もあります。
再来年は美川さんのデビュー60周年。
60周年を柳ヶ瀬から盛り上げていきたい。