ロイヤル劇場で『柳ヶ瀬ブルース』上映。7月19日(金)まで。※一部ネタバレ有り

岐阜市のロイヤル劇場で7月6日から映画「柳ヶ瀬ブルース」の上映が始まりました。

ロイヤル劇場は日本で唯一のフィルム劇場。

上映用フィルムが発見され、数ヶ月かけて修復されて復活。

 

「柳ヶ瀬ブルース」は1967年(昭和42年)に公開された作品。

1966年にヒットした美川憲一さんの「柳ヶ瀬ブルース」を題材に制作された映画。

映画の中の一部に美川さんも出てきます。

美川さんは今年歌手生活60周年。

若い美川さんがギターを弾きながら歌う姿が素敵でした。

 

物語は梅宮辰夫さん演じる福本次郎がモテモテの話でした。

こんなに若い梅宮さんの映像を見るのは初めて。

わんぱくそうなイメージでした。

 

映画の撮影は岐阜で行われています。

随所に登場する岐阜の風景。

新聞の記事や伝聞で聞いたことがある「カサブランカ」「コマスタジアム」のネオンが輝いてました。

この頃の柳ヶ瀬はとても元気で大箱のキャバレーも連日賑わっていたことでしょう。

 

現在、柳ヶ瀬の中日新聞のビルがある場所は近鉄百貨店でした。

近鉄百貨店の前は丸物百貨店。

丸物百貨店のカラーの映像を見ることができました。

自分が生まれる前の柳ヶ瀬を映画として見ることができて良かったです。

こうやってその街を記録に残しておくのは大切。

 

映画の中に岐阜羽島駅が出てきました。

岐阜羽島駅の開業は1964年。

岐阜羽島駅の正面ロータリーから大野伴睦夫妻の銅像へカメラがパンするシーンがありました。

駅の回りには見事に何もありません。

田畑の風景が見えるのみ。

何もない場所に葉巻を持った大野伴睦の銅像がポツンと。

“政治駅“と揶揄されてもおかしくないシチュエーションでした。

 

映画の上映は7月6日(土)から7月19日(金)まで。

美川憲一さんのファンの方、梅宮辰夫さんのファンの方、昔の柳ヶ瀬の風景を見たい方におすすめ。

自分が行った日は年齢の高いお客さんが多かったです。

映画に出てくる場所へリアルタイムに行かれていたのでは。

 

7日(日)は美川憲一さんの舞台挨拶があります。

自分も行きたくてチケットを買いにいったのですが即日完売。

映画に出たのは覚えているけどちゃんと映画は見ていないという美川さん。

どんな感想が聞けるのか楽しみ。

この日は映画の台本も展示されるそうです。

 

【柳ヶ瀬ブルース】本編87分

【上映時間】①10時から ②11時35分から ③13時10分から ④14時45分から ⑤16時20分から

【7日】①10時から ②14時からイベント上映(完売)

【入場料】600円