苗木城跡へ行った後はJR中津川駅へ。
駅から北恵那鉄道の廃線跡をたどって歩いてみました。
北恵那鉄道が開業したのは、1924年(大正13年)
昔は材木を木曽川で流して名古屋まで運んでました。
大井ダム建設に伴い川に流せなくなります。
その代替輸送手段として鉄道が誕生したようです。
中津町駅から下付知駅まで13駅(22.1km)を結びました。
時代とともにトラック輸送が主力になり、1978年(昭和53年)に廃線。
開業してから100年経った今でも残る廃線跡。
駅から歩いて最初にあるのが「第一中津川橋梁」
現役の妙見大橋の下に隠れているので、上から見てるだけでは気づきませんでした。
続いて恵那峡口駅跡。
廃線後は観光乗船場の待合室として使われていました。
駅舎の裏にあるのが「木曽川橋梁」
苗木城跡の展望台からも見えていた橋。
現役の玉蔵橋と並行して架かっています。
最後に苗木城跡の近くにある「上地橋梁」
今回、自分が一番興奮した廃線跡。
レンガ積みの橋脚をすぐ近くで見ることができます。
橋脚は手前は四角柱で奥は円柱。
愛車と一緒に記念撮影されている方もいました。
中津川駅から上地橋梁まで歩いて30分くらい。
余裕をみて1時間もあれば苗木城跡にも行けそう。
苗木城跡へ車で行かれる方が多いと思いますが、中津川駅から廃線跡を鑑賞しながら歩いていくのアリです。
今回のコースは、ぴあMOOK中部の「東海のハイキング」で紹介されていました。
特に意味はない昭和シリーズです。
— 春日井駅鉄ちゃん (@a12601260) May 15, 2020
1978-7 昭和53年 北恵那鉄道です。
廃止の2ヶ月前なのに鉄ちゃんは見かけなく、乗った電車は蜘蛛の巣があって寂しい感じでした。 pic.twitter.com/gkAhKblInM
北恵那鉄道はグリーンとオレンジのツートンカラー。
廃止の時はまだ子供だったので、この車両のことは知りませんでした。
リニア鉄道の駅ができる中津川市。
開業したら東京まで1時間、名古屋まで15分で行けるようになります。
東京から東濃へ。
移住者も増えるのでは。
自然豊かな中津川市に住んで、リニア通勤する方も現れそう。
最先端テクノロジーのリニア鉄道が走る一方で、100年前のローカル鉄道の廃線跡も残っていてアツい。
北恵那鉄道廃線後は北恵那交通の路線バスが役目を引き継ぎました。
バスの本数もそれなりにありました。
もし歩いて疲れたらバスに乗って中津川駅に戻りましょう。