天下の奇祭『今尾の左義長』4年ぶりに開催(2024年2月11日)

2月11日に海津市の秋葉神社で開催された「今尾の左義長」に行ってきました。

岐阜県の重要無形文化財。

1614年に中国から伝わってきたという。

400年以上続く神事。

 

青竹を立てて正月飾りを燃やす儀式の「左義長」

地域によっては「どんど焼き」と呼ぶことも。

今尾の左義長は炎がめらめら燃え盛りダイナミック。

今年は4年ぶりの開催。

多くのギャラリーが集まってました。

正午過ぎに御神火が運ばれてきます。

若衆が火を受け取り竹神輿に点火。

またたく間に燃え上がる竹神輿。

黒い灰が容赦なく風下へ。

この灰を家の床下に撒いておくとヘビやネズミが出なくなるそうです。

無病息災にも。

燃え残った竹も屋根に置いておくと火災予防になるという。

白足袋の若衆が躍動。

奇抜な顔のペイントも特徴。

燃え盛る神輿が崩れないように、水で濡れた長縄を巻いていきます。

全カメラマンが狙っている若衆が駆け回るシーン。

炎と一緒に撮れればかっこいいのですが、うまく撮れませんでした。

ある程度燃えると、神輿を今年の恵方に倒します。

今年は東北東。

灰除け。

次の神輿が入って来られるように竹で灰を掃除します。

この灰除けが他の左義長にはない今尾独自の行為らしい。

東側に大量の灰が飛んできました。

秋葉神社の東側から。

迫力ある写真を撮りたい方には東側がおすすめですが、準備はちゃんとしておいた方がいいです。

現地では午前11時から車両通行止。

4年ぶりに浴びる大量の灰と煙の臭いがすさまじく懐かしかった。

やっと自分の日常が取り戻せました。

 

お祭りの復活は素直に嬉しかった。

全国どこも同じ問題を抱えているように今尾でも深刻な担い手不足。

今年は以前よりも神輿の数が減りました。

別の町内と合同で神輿を出したとこもあったそうです。

 

できれば今後も末長く続いて欲しい。

【今尾の左義長】

毎年2月第2日曜12時から

近隣にいくつか臨時駐車場が設けられてました。

今回は4年前の反省を踏まえ、ワークマンで400円ぐらいで売っているゴーグルを装備。

メガネの上にもかけられ煙をシャットアウト。

口と鼻は普通のマスクで十分でした。

ゴーグルがあればガスマスクは要らないかと。

着ていったボロい上着にはいくつか穴が空いてました。