各務原市の郷土料理『金魚飯』

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岐阜県各務原市の郷土料理「金魚飯」

各務原市特産のニンジンが入った炊き込みご飯。

「岐阜クエスト」で各務原市へ寄った時に教えてもらい知りました。

アクティブGの「THE GIFTS SHOP」で金魚飯の素が販売されていたので購入しました。(594円)

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金魚飯の中に金魚は入ってません。

オレンジ色のニンジンを金魚に見立てています。

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綺麗なニンジン。

ニンジンの他にも鶏肉、ごぼう、しいたけも入っててヘルシー。

白ご飯2合と一緒に炊くだけで簡単に作れます。

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炊き上がった金魚飯。

本当に金魚が泳いでいるかのよう。

ニンジンのほんのりした甘さが染み込んでて美味しい。

小さいお子さんも喜んで食べてくれそう。

自分が子供の頃はニンジンが嫌いな子がいたと思いますが、これなら自然と好きになれます。

1966年(昭和41年)に刊行された『鵜沼の歴史』の中に、ニンジンと金魚飯に関する記述がありました。

ニンジンは昭和1年(1926年)県下第1位の生産をあげ、15万2000貫を数えます。次は稲葉郡島村2万7540貫ですから、鵜沼の生産は卓抜です。(県統計書)

 (554ページより)

鵜沼のニンジンは岐阜県トップの生産量。

ニンジンは江戸時代から羽場が主産地で、真名越・中道を中心とし、鵜沼ニンジンと呼んでいます。細目の真赤なニンジンで、人参御飯を金魚飯と言った程です。甘味もあります。10貫匁を担い籠で関・美濃・犬山などの町へ売りにゆきます。関がよく売れました。後に大きいニンジンが良いと言うので、信濃から種子を買ったりした為、在来種が減ってきます。

(555ページより)

羽場では江戸時代からニンジンの主産地。

昭和41年に刊行された本の中に“金魚飯”が登場します。

江戸時代から金魚飯が存在していた可能性もあります。

鵜沼といえば中山道の宿場町。

旅人は宿で金魚飯を食べていたかもしれません。

各務原市の小中学校の給食にも出ている金魚飯。

先日ツイッター上で行ったアンケートでは、給食で金魚飯を食べたことがある方は30.6%にとどまりました。

鵜沼エリア以外の小中学校では食べてないかもしれません。

年に1回くらいは各務原市すべての小中学校で食べて欲しい。

今回は自宅で金魚飯を作って食べましたが、メニューにあるお店もあるので次回は外へ食べにいきます。