伊能忠敬測量隊も食べた鵜沼宿の『ねぶか雑炊』

映画「大河への道」盛り上がってますね。

岐阜県各務原市にある釜飯店「花の木」さんには、伊能忠敬測量隊が食べた「ねぶか雑炊」を再現したメニューがあります。

伊能忠敬(1745-1818)は、1800年(寛政12年)4月19日に江戸を出発し測量を開始。

1809年(文化9年)8月27日からは第7次測量。

伊能忠敬測量隊17人は江戸を出発し、中山道を測量しながら九州に向かいます。

 

10月17日に太田宿に泊まった一行は、ねとう峠で昼食を食べることに。

鵜沼宿で用意された「ねふかそうすい(ねぶか雑炊)」が運ばれました。

その晩一行は鵜沼宿で宿泊。

本陣桜井家文書「万代記」にも記されています。

「ねぶか雑炊」

雑炊以外にも小鉢がついてます。

釜炊きの白飯にネギとだし汁をかけていただきました。

ネギと正面から向き合うの初めて。

一般的には脇役の食材であるネギですが、十分主役を張れます。

伊能もさぞ喜んだことでしょう。

 

伊能隊は、九州遠征の行きと帰りの二度ねぶか雑炊を食べたそうです。

伊能は残念ながら地図の完成前に亡くなりました。

ねぶか雑炊を食べた他の隊員は日本地図を完成させました。

日本で最初の地図の完成を影で支えた「ねぶか雑炊」

【営業時間】(昼)11時から14時(夜)予約営業

【定休日】月曜

【駐車場】町屋駐車場(無料)

 

西隣の町屋館で伊能忠敬に関する展示がありました。

お食事前に見学されるとより楽しめます。

yama300.info

花の木さんの「きんぎょめし」もおすすめ。

yama300.info