高澤観音日龍峯寺。北条政子建立の多宝塔が60年ぶりに特別開帳(9月23日から25日)

雨の降りしきる高澤観音日龍峯寺(真言宗)

2018年-2019年の「ゆく年くる年」はこちらで中継が行われました。

美濃清水としても親しまれています。

仁徳天皇の時代にこの地を苦しめていた毒龍を、飛騨からやってきた両面宿儺が退治してこの寺を開いたと言われています。

現在の本堂の建造は江戸時代ですが、元々の本堂は北条政子の寄進。

鎌倉時代に北条政子が雨乞いのために寄進したと伝えられる「多宝塔」

多宝塔は国指定重要文化財。
鎌倉時代に旱魃により人々が飢饉で苦しんでいた時に、霊雨が降りて五穀が実り飢餓を免れたそうです。

この日の雨も60年ぶりの特別開帳に合わせて降ったかのようでした。

初めて拝む大日如来様。

ただただ尊い。

政子の化身のようにも感じました。

60年後は自分が生きているかどうか分かりません。

参拝できて良かったです。

特別御朱印も。

 

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、尼将軍として存在感を見せる政子。

岐阜県民として今後楽しみなのが承久の乱(1221年)

後鳥羽上皇は義時追討の院宣を発します。

さすがに朝廷に弓をひくわけにはいきません。

ここで御家人たちを集めて演説を行ったのが政子。

ドラマの中でもすごく盛り上がる場面になることが予想されます。

 

多宝塔の特別開帳は9月25日まで。

この機会に参拝されてみては。

【拝観時間】9時から17時

駐車場有り。

駐車場まで狭い坂道が続くのでご注意を。

 

昨年好評だった「あんじんの灯」

今年も開催されます。

日龍峯寺での開催は、11月25日から27日まで(18時から20時)