ネット版の読売新聞の記事に安八町にある「パナソニックソーラーアーク」が大阪の不動産会社に売却され、年内に引き渡すと書かれてました。
ソーラーアークは元々、2001年12月に旧三洋電機岐阜営業所が竣工した太陽光発電施設。
高さ37.1メートル、全長315メートル、5046枚もの太陽電池パネルを使用。
当時は赤で「SANYO」と表記されてました。
1990年代後半に三洋電機の子会社が仕様よりも出力の低い発電パネルを販売したために回収。
発電パネル不正販売事件の教訓として建てられたモニュメント。
検索すると“負の遺産”と出てくるのはそういった経緯のため。
内部の見学会やイベントも開催されていたそうです。
SANYO時代は地域とのつながりを大切にされていたようです。
その後、三洋電機はパナソニックの子会社となり、2012年にパネルの表記が「Panasonic」に。
SANYOがPanasonicに代わり、ソーラーアーク自体もなくなると寂しい。
2007年に美濃加茂市の富士通、2009年に美濃加茂市の日立、2009年に大野町のパナソニック、2013年に美濃加茂市のソニーの工場が閉鎖されました。
電機業界の時代の流れを感じました。
“岐阜の箱舟”と呼ばれていたのは知りませんでした。
新幹線から見た風景が箱舟のようなのでしょうか。
自分は長良川の堤防道路を走っている時に目にしてました。
圧倒的な存在感。
近年はドクターイエローを撮る練習に訪れてました。
ちなみに今回の写真はPanasonic製のカメラ(LUMIX)で撮りました。
岐阜の箱舟が沈む日は本当に訪れるのでしょうか。
ドクターイエローとソーラーアークを一緒に撮れるチャンスは残りあとわずか!?
※2022年12月1日の時点では、売却された土地の活用方法は未定
ソーラーアークを含む土地を大阪の不動産会社からどの企業が購入するのかが存続の鍵を握りそう。
引き続きソーラーアーク関連の情報を追いかけていきます。
岐阜羽島駅のすぐ近く。
新幹線に乗車された際に車窓からご覧下さい。