愛知県にある「国宝・犬山城」
1537年(天文6年)に織田信長の叔父・信康が木ノ下城を移して築城したと伝わります。
国宝に指定されているお城は日本で5つしかありません。
今年のゴールデンウィークは入場2時間待ちだったそうで。
年間を通して多くの観光客が訪れます。
5月7日にぎふメディアコスモスで開催された加藤貞泰公没後400年記念『どうする!貞泰』記念講演会の中で、犬山城と加藤貞泰のつながりが紹介されてました。
各地で勃発した関ヶ原合戦の前哨戦。
当初西軍にいた加藤貞泰は石田三成の指示で犬山城へ。
義兄・竹中重門とともに籠城します。
当初から徳川家康に味方するつもりだった貞泰は、他の加勢衆を家康に味方するように説得。
1600年(慶長5年)8月24日、西軍・織田秀信の岐阜城は落城。
9月5日付に家康から貞泰宛てに書状が届いています。
“犬山の問題、貞泰殿の知恵の働きで早々に解決したことを大変満足です。先頭に立っての参陣すばらしいことです。”
犬山城開城の中心人物は貞泰。
この時にお城が戦場とならず“無血開城”となったおかげで現在の国宝・犬山城が存在しているのです。
久々にお城の中に入りました。
狭くて勾配のきつい階段が懐かしい。
この階段を頑張ってのぼるのが良いんです。
天守の石垣は自然石をほとんど加工しないで積み上げられているそうです。
横方向の梁も年季入ってます。
城内くまなく見ましたが、関ヶ原の前哨戦についての解説はありませんでした。
“関ヶ原の役起る”の文字が記されているだけ。
天守最上階からの眺めが抜群に良いです。
歴史に興味がない方にも犬山城の天守はおすすめ。
木曽川を挟んで見えるのは岐阜県各務原市の伊木山。
キューピーの鼻から木曽川ロングラン花火とブルーインパルスの撮影をしたこともあります。
【入場時間】9時から17時
【入場料】一般550円 小中学生110円