岐阜市にあるお城といえば『岐阜城』
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」でも、斎藤道三、織田信長が城を治めました。
岐阜城最後の城主は織田秀信。
慶長5年(1600年)8月23日には、岐阜城最後の戦が起きます。
天下分け目の関ヶ原の合戦の前哨戦『岐阜城の戦い』
8月22日に竹ヶ鼻城を攻め滅した東軍・福島正則らは、翌23日の早朝、岐阜城へ総攻撃を仕掛けます。
池田輝政は瞑想の小径、福島正則、加藤嘉明、細川直興の軍勢は七曲り、京極高知は百曲りから攻め上がります。
さすがの戦国武将も馬の背は避けたのでしょうか。
二の丸が落ち、本丸だけになったところで秀信は自刃しようとするも、老臣・木造具政におしとどめられ降伏。
家康により岐阜城は廃城へ。
岐阜城落城の際に多くの女中が身を投じたとされる御手洗池。
幽霊が出る、釣り針に髪の毛が引っかかるなどの伝承が残ります。
何も知らないと公園の脇にある綺麗な滝なんですが、歴史を知れば知るほど悲しい滝。
降伏した秀信は円徳寺で剃髪し高野山へ送られました。
その5年後、26歳の若さで病死。
東軍、西軍のどちらに味方するかが運命の分かれ目でした。