岐阜市の自動運転バス『GIFU HEART BUS』に乗車してみた。

11月25日から運行が始まった岐阜市の自動運転バス「GIFU HEART BUS(ギフハートバス)」

水戸岡鋭治さんがデザイン。

今回は実際に乗車してみました。

JR岐阜駅北口バス停の3番乗り場が出発地点。

今回は運行本数が多い中心部ルート。

1周するのに約40分。

土日祝限定の岐阜公園ルートは大人気。

年末年始もバスは運行するそうです。

自動運転バスに乗って初詣も良さそう。

乗車は無料。

希望日の30日前から電話またはLINE予約システムによる予約が必要。

LINEからの予約は直前でも可能。

スマホの操作に慣れている人なら、その場でバス停のQRコードを読み込んで予約できます。

空席があれば予約なしでも乗車できますが、土日は混んでいることが多いです。

LINEの予約画面。

自分は特に難しいこともなく分かりやすいと感じました。

最初の画面は降車のバス停が「柳ヶ瀬(中心部ルート)」になってました。

終点まで1周したい方は「JR岐阜」へ設定を。

どのバス停でも設定できるので、メディコスで降りる、高島屋前から駅まで乗るなど普段使いもできます。

岐阜駅を出発。

手動運転の時はこちらのリモコンで操作。

やはり某ゲーム機のリモコンでした。

自動運転バスは、左側の車線を走るようにプログラムされているそうです。

路上駐車があって車線変更を行う時は、人間がこのリモコンを操作します。

柳ヶ瀬界隈は路駐が多い。

この日は急な割り込みもありました。

障害物に対する反応が良過ぎるのでブレーキの衝撃がそこそこありました。

ハイテクを駆使してそうなモニターもありました。

最高時速は19.8km。

自動運転車の道路使用許可基準で20km以上は出せません。

走る道路によって速度は調整されており、川原町を走る時は6km。

自動運転バスはAIが学習中。

どこに路駐が多いかといったデータが蓄積されていき、より最適な走行になっていきます。

 

この便も予約でいっぱい。

ゆっくりとはいえ、本当に自動でバスが走行していることに興奮しました。

走行中に素人が感じる素朴な疑問にもスタッフさんが分かりやすく解説してくれました。

岐阜市役所。

金公園を通過。

自動運転バスに乗ってると、手を振ってくれる方が多いのにびっくりしました。

暖かく見守られています。

さすがギフハートバス。

水戸岡さんのデザインの力を感じました。

他の地域ではこんな風にはならないでしょう。

 

自動運転バスは2028年3月31日までの5年間継続運行。

現在は一部が自動のレベル2ですが、5年間ですべての操作をシステムが行うレベル4を目指しています。

年に1回は乗車して、AIの成長ぶりを確認していきたい。

次回は岐阜公園ルートで乗車してみます。

 

5年間運行するので慌てなくてもいいですが、一度は乗っておいて損はないでしょう。