今日は #土用の丑の日 ですが、岐阜県郡上市の粥川地区では古来より「うなぎは神の使い」とされ、うなぎを食べない風習があるそうです😲
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) July 24, 2024
そんなうなぎにとってはまさに聖地、粥川には「うなぎ天国橋」という橋がかかっています☺️ pic.twitter.com/rbZvmlUHAE
うなぎはひつまぶしよりうな丼派。
ゼンリンさんが今年の土用の丑の日にした投稿。
岐阜県郡上市粥川地区では古来より「うなぎは神の使い」とされ、うなぎウィ食べない風習があるという。
「うなぎ天国橋」もかかっている。
これは気になる。
郡上市美並町粥川地区に行ってみました。
自然が豊かでのどかな場所。
早速看板発見。
「国指定天然記念物 粥川ウナギ生息地」
この地域ではウナギの捕獲は禁止されています。
粥川中央公民館の手前に架かる橋。
こちらが「うなぎ天国橋」
新しそうな銘板。
平成24年3月竣工。
橋の下を流れる川の水もめちゃめちゃ綺麗。
小さな魚は泳いでましたがうなぎは確認できず。
うなぎ天国橋を見たい方は、粥川中央公民館を目指していきましょう。
道路を西に向かって進んでいくと星宮(ほしのみや)神社。
高賀六社の一つ。
美濃市の瀧神社、関市の高賀神社を参拝された方にはおなじみ。
神社のある辺りから上流は年間を通じて禁猟区。
1924年(大正13年)に粥川谷は「ウナギの生息地」として国指定天然記念物に。
かつてはウナギが大量に生息していたという。
住民は古くからウナギは神のお使いとして大切に保護し、現在も食べることがありません。
地区外から嫁いできた人の中には、嫁ぐ前に親戚中からうなぎ料理が振舞われたというエピソードも。
なぜウナギが神の使いなのか。
解説の看板もありました。
天暦年間にこの辺りに棲みついた妖鬼。
妖鬼退治を命を受けた藤原高光が“粥川のうなぎ”の案内により妖鬼を退治。
現在、郡上市美並町粥川地区が平穏なのはうなぎのおかげ。
まさに神の使い。
うなぎを食べない理由が分かりました。
もし食べたら何か祟りがありそう。
藤原高光の矢を納めた「矢納ケ淵」
滝の下を流れるエメラルドグリーンの水。
とても神聖な場所であることが伝わってきました。
近くにはバンガロー村もありました。
うなぎ天国橋に興味のない方にもおすすめの自然スポット。
うなぎがいないか探してみましたが見つかりませんでした。
夜行性のうなぎはどこかでじっと身を潜めていることでしょう。
登山愛好家としては瓢ヶ岳(ふくべがだけ)に登ってみたい。
登山口への案内の看板もありました。
高賀山、今淵ケ岳、瓢ヶ岳は高賀三山。
体力に自信のある方は、かつての修験者のように高賀三山と高賀六社を制覇してみては。