岐阜県関市洞戸にある高賀神社。
大きな鳥居がインパクトあります。
かつては蓮華峰寺(天台宗)の山岳修験の聖地だったそうです。
円空もたびたび訪れて、晩年は3年に渡り千日行を行ったとされます。
神社の近くに円空記念館もあります。
鳥居の横に広い駐車場がありました。
高賀神社の境内には藤原高光の像。
牛に似た妖怪が住みつき村人に被害がありました。
933年(承平3年)天皇の勅命を受けた藤原高光が退治。
高賀山麓に神々を祀りました。
以前に美濃市の瀧神社へ行った時も同じような説明の看板がありました。
神社から続く今淵ヶ岳にも登ってみたい。
神社から林道を走ると、登山口の手前に駐車場があります。
登山口。
普通に御坂峠経由で山頂を目指します。
垢(こり)とり場
山岳信仰が盛んな頃は修験者や円空はこの場所で身を清めてから山頂を目指したという。
滝の上の橋を渡って。
ここで身を清めるハードルは高い。
序盤は渓流沿いに滝を眺めながら歩いていきます。
洞戸の大自然を感じられる登山道。
赤色の矢印がマーキングされています。
渓流の中を横断。
増水時は無理ですね。
岩屋。
かつてこちらに不動明王が祀られていて、修験者の信仰の拠点だったという。
中に入ると大きな岩が絶妙なバランスで重なっているのが分かります。
春分の日、秋分の日前後は岩の切れ目から光が差し込むそうです。
天然の日時計。
どうやって岩屋が作られたのか不思議。
修行の場だけあってそこそこハードでした。
初心者向けではないです。
御坂峠の手前が一番きつい。
下山時も転びやすいのでご注意を。
御坂峠。
山頂まであと少し。
登頂。
山頂からの見晴らしは抜群。
ベンチも多めに設置されてました。
高賀山(1224m)
一等三角点もありました。
この日は一日中晴れ予報。
なのに登頂時は曇りがちでした。
黄砂の影響もあったかと。
山の天気は難しい。
天気が良ければ白山や御嶽山も見えるようです。
高賀山は高賀渓谷の眺めが良く登り応えがありました。
山岳信仰の修験者の気分も味わえます。
道中の雪も完全に溶けてました。
興味のある方は登ってみては。
【今回の所要時間】登り2時間 下り1.5時間