令和3年11月1日に開庁した羽島市の新庁舎。
現代的で洗練された庁舎。
4階建て。
機会があれば中も視察したい。
こちらは旧庁舎。
文化的な香りがする素敵な建物。
庁舎を設計したのは、羽島郡竹ケ鼻町(現羽島市)出身の坂倉準三(1901-1969)
ご当地の世界的建築家。
経歴を見ると、東京帝国大学(東大)文学部を卒業後、パリ工業大学で建築を学び、ル・コルビジェの建築設計事務所に入ります。
1937年(昭和12年)に開催されたパリ万国博覧会では日本館の設計をし、高い評価を受けました。
【次回企画展のお知らせ】
— 高島屋史料館TOKYO【公式】 (@shiryokantokyo) August 29, 2021
タイトル:
「建築家・坂倉準三と髙島屋の戦後復興
ー「輝く都市」をめざしてー」
会期:9月15日(水)~2022年2月13日(日)
チラシ設置場所
日本橋髙島屋S.C.本館1階正面受付カウンター
京橋エドグラン 中央区観光情報センター
都内主要美術館ほか
※8/30~9/14休館。 pic.twitter.com/8mh6c1pcXn
東京日本橋の高島屋史料館TOKYOでは、坂倉準三の企画展が開催中。
2021年は坂倉準三の生誕120年。
坂倉建築の価値を見直す動きが起きてます。
旧庁舎は1959年(昭和34年)に竣工。
地上4階(一部5階)に高さ30メートルの楼望が付属。
タイルの外壁、2階へのスロープが印象的。
完成翌年の1960年(昭和34年)には「日本建築学会賞」も受賞。
味わい深い旧庁舎は今後どうなるのでしょう。
保存するにしても耐震不足で維持していくのにもお金がかかります。
なんとなく解体されると予想してます。
もし解体されたとしても、建物の一部をモニュメント的に残して欲しい。
「羽島市民憲章」の石碑がありました。
“わたくしたちの先人は、木曽・長良の水による試練に耐えて、豊かな土地と、すばらしい文化をつくりあげてきました”
“教養を深め、文化の高いまちをつくります”
素晴らしい憲章です。
旧庁舎の今後の動向を注視していきたいです。
現在、新庁舎が建っている場所には「羽島市勤労青少年ホーム」がありました。
こちらも坂倉準三の建築。