3月16日にぎふメディアコスモスで開催された「岐阜城・金華山について語り合う」に参加しました。
最初に岐阜お城研究会代表の柴田さんの講演がありました。
各地の天守、城郭復元の事例の紹介がありました。
その中で熊本の佐敷城の写真がかっこ良かったです。
このイベントに参加するまで、佐敷城のことを知りませんでした。
佐敷城は加藤清正が築城しました。元和元年(1615年)になると一国一城令によって廃城処分になりその後長らく埋もれていましたが、昭和時代以後になって発掘調査を行い一部復元整備し現在に至ります。
— 岐阜お城研究会代表 (@shirosukiGifu) September 2, 2021
素晴らしい城跡は全国に数あれど、現代で保存整備を行うかどうかで価値が大きく変わります。 pic.twitter.com/lTZqkXfY1T
1588年に豊臣秀吉が九州を制圧。
肥後国を任された加藤清正が築城。
お城としての年数は短命で廃城。
1979年に石垣の一部が発見されたのを機に発掘調査が行われ、その結果を元に城郭復元が行われました。
動画もありました。
川も海も近く、山の上にどーんとそびえ立つ石垣が素敵。
行ってみたくなりました。
佐敷城は天守に関する史料はないため再建されません。
山の樹木を伐採し、石垣を本来の姿に戻すことで魅力的な山城になる事例がとても勉強になりました。
岐阜城は模擬天守。
根拠となる史料がないため、こうだったんじゃないかという想像で建てられたお城。
城郭については史料が残っています。
岐阜市では「史跡岐阜城跡整備基本計画」が進行中。
現在発表されているのが2021年から2031年まで。
その後の構想もあり30年計画らしい。
https://www.city.gifu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/440/keikaku1.2.pdf
天守周辺の樹木が伐採されて以前より石垣が見えやすくなってきました。
今後も順調に計画が進行していけば、1600年(慶長5年)岐阜城の戦いがあった頃の姿に戻るかもしれません。
今後もし岐阜市長が他の方に変わったとしても、計画が進行する後押しをしていかねば。
岐阜城はロープウェーなら10分、自力で登っても1時間程度で到着します。
本来の岐阜城の姿に戻っていく過程を自分の目で見られるのがすごい。
できるだけ長生きしたいし、自力登山できる脚力を保っておきたいと心に誓いました。