#細かすぎて伝わらない麒麟がくるの良いところ#麒麟がくる
— た け た け @黒田武士研究所 (@taketak39460607) January 5, 2021
正倉院が慣習に携わった美術スタッフのこだわりの結晶・蘭奢待レプリカ pic.twitter.com/cKOkM1etz6
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第37回で登場した蘭奢待(らんじゃたい)
天下一の名香と呼ばれる伽羅の香木で、天皇の許しがなければ拝観することもできない正倉院の宝物。
過去には足利将軍3代義満、6代義教、8代義政に切り取られた跡があります。
歴代将軍と肩を並べることにより、正親町天皇から認められ、信長の権威を世に知らしめました。
ドラマの中では、信長が切り取った蘭奢待のひとつを正親町天皇に喜んでもらおうと贈るも、信長と敵対関係にある毛利輝元へ。
「ちんが喜ぶと思うたのであろうか?信長は」
「織田信長・・・よくよくの変わりものよのう」
淡々とした語り口で信長への不満を表現します。
直木賞作家・安部龍太郎の著書「信長はなぜ葬られたのか」では、天正10年(1682年)本能寺の変が起きた要因について様々な視点から考察。
その中で「朝廷黒幕説」について興味深い記述がありました。
最近では朝廷黒幕説がもっとも注目されている。
天正9年(1581年)2月の京都馬揃えから正親町天皇への譲位強要、作暦問題への介入、三職推任についての対応など、天下統一を目前にした信長は、朝廷を支配下におこうという姿勢を露骨部見せるようになる。
このことに危機感を抱いた朝廷が、光秀を動かして信長を討ったというのである。
この記事を書いている時点で残りの放送回数は5回。
ドラマ上の信長は横暴さを増すばかり。
平穏な世の中を望む光秀にとって今の信長はどう写っているのでしょう。
正親町天皇が直接謀反を指示することはないにせよ、間接的に本能寺の変に関わってくることは十分考えられます。