映画「光る川」のロケ地マップに掲載されていた「郡上鍾乳洞」へ行ってきました。
映画は100%岐阜ロケでCG無し。
現地へ行って知ったのですが、2020年3月1日に〝珍百景登録“もされています。
郡上鍾乳洞は個人所有の鍾乳洞。
50年前に自宅庭の湧水の元を辿っていったら鍾乳洞の入り口は見つかったそうです。
中の通路とかもDIYなんでしょうか。
鍾乳洞の地下水で淹れたお茶とお菓子も用意されていてアットホームなおもてなし。
和良エリアの見所も教えてもらいました。
鍾乳洞案内図。
洞内は20〜30分程度で回れます。
入り口に流れ続ける豊富な地下水。
水の透明感がすごい。
洞内も各所で地下水が流れ続けてます。
鍾乳洞の水を飲むこともできます。
案内の看板によると、水はph7.4の弱アルカリ性。
一般的なミネラルウォーターよりもまろやかで美味しかったです。
この水でご飯を炊くと美味しそう。
水を容器に入れて持ち帰ることもできます。
いざ鍾乳洞へ。
ライトは全区間点灯してます。
洞内は15℃くらいでひんやり気持ち良かったです。
鍾乳洞ではみんなが想像するような長い鍾乳石はないです。
地下水が流れる音が聞こえてきます。
2億年のロマンを感じながら探検。
おどろおどろしいライティングとネーミングの「地獄谷」
荒々しい石灰岩。
冬になるとコウモリが冬眠のため、地獄谷に集まってくるそうです。
洞内には「シャンゼリーゼ通り」「ムーミン谷」といった名前がついてました。
地下水に侵食されることで生まれた多彩な鍾乳石を見られます。
映画「光る川」の撮影が行われた「猛獣の谷間」
猛獣がいっぱいでした。
映画のあのシーンを思い出しました。
「地下運河に通ず」
上から穴を覗くと、奥の方で地下水がすごい勢いで流れてました。
地下は近隣にある「蛇穴」とつながっているという説も。
一体どこからこの水が湧いて流れてくるのか。
以前に別の鍾乳洞へ行った時に、郡上八幡エリアには地底湖がという眠る話を聞いたことがあります。
真実を知るのは神のみ。
洞内のごく一部ですが、コウモリも生息してました。
夏場は少ないそうです。
近づいても全く動きません。
自分の目の高さでコウモリを観察できる貴重な体験。
コウモリが冬眠のために戻ってくる冬期は鍾乳洞もお休み。
どうしてもたくさんのコウモリを見学したい方は個別に予約できるようです。
郡上八幡に眠る太古の神秘を満喫できました。
映画の神秘的な世界とリンクするかのようでした。
夏になったらまた涼みに来たい。
映画「光る川」を鑑賞された方、ロケ地めぐりにいかが。
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/439946.pdf
(「光る川」ロケーションマップのリンク)岐阜県公式ホームページより
【営業時間】9時から16時30分
【入洞料】大人(高校生以上)500円、中学生300円、小学生200円、幼児無料
【不定休】冬期休業12月から2月
【駐車場】鍾乳洞の向かい側(30台)